ここでは一般的な妊婦健診のながれについてふれてゆきます。
妊娠16週から24週までは4週間おき、24週から36週までは2週間おき、36週以降は毎週で、40週を過ぎたら週2回の頻度で行います。
通常の健診で必ず行われるのが、血圧測定、体重計測、尿検査です。妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病の早期発見には欠かせない検査です。体重の極端な増減がないかをチェックしてゆきます。一般的には1か月1㎏の範囲内での体重増加が理想とされていますが、もともとの体格により緩和されたり厳しくなることもあります。
さて、腹囲と子宮底長の計測についてのお話です。母子手帳には記入欄はあるのですが、最近計測をしない施設が増えてきています。もともと超音波検査が普及する前に組み込まれた項目で、赤ちゃんの発育や羊水量の異常を見つけるためでした。そのため、毎回の健診で胎児推定体重や羊水量を計測している施設では割愛する傾向があります。
等々力産婦人科
鈴木啓太郎