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等々力通信
高齢妊娠 

一般的に高齢妊娠とは35歳以上の妊娠のことをいいます。女性の社会進出、晩婚化によって高齢妊娠の率は急激に高まっています。

高齢出産の割合は、1970年には35歳以上が4.7%、40歳以上が0.5%でしたが、2011年では35歳以上が24.7%、40歳以上が3.8%と著明に上昇しています。しかし、そこには単なる高齢出産の数の増加ではなく、少子化による全体数の減少が背景にあります。1970年の総出生数が190万人に対して、2011年のそれは105万人です。

高齢妊娠に伴うリスクについては別の項でふれてゆきます。ただし、高齢であることに過剰に反応し躊躇するのではなく、正しい知識をもって臨むことが大切ですね。

また、最近では血液検査でAMH(抗ミュラー管ホルモン)の測定で、卵巣年齢が推定できるようになっています。これから結婚、妊娠を控えている方は、ご自身のライフプランニングのために一度検査を受けられたらいかがでしょうか。

等々力産婦人科

鈴木啓太郎

 

カテゴリー: 妊娠合併症 2018.07.01
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