妊娠後期の内診
妊娠38週あたりから、健診のたびに内診を行います。
内診で見るべきポイントは、①先進部(通常は児頭)の高さ、②子宮口の開き具合、③子宮口の位置、④子宮口の展退(のび具合)⑤子宮口の硬さです。これらの項目でそれぞれ点数(0~3点)を付け、その合計点(13点満点)で子宮口の熟化度を評価します。
また、内診の際に子宮口をマッサージ(卵膜剥離)をすることがあります。若干の痛みや出血を伴いますが、予定日を超えてしまいそうなときに分娩のきっかけになることを意図して行います。
分娩が進行してきたら、陣痛の具合や痛みの位置をみながら適時内診を行います。
等々力産婦人科
鈴木啓太郎
カテゴリー:
妊婦健診
2018.02.26