子宮内に赤ちゃんのお部屋(胎嚢;GS)が一つ確認できたら最初の関門はクリアです。2週間ごとに経腟超音波検査を行い、赤ちゃんの成長を見守ってゆきます。
妊娠6週ごろから赤ちゃんの姿が確認でき、心臓の拍動も見えてきます。ドップラー機能を用いれば聴覚的に確認することもできます。力強い心臓の拍動に、つわりの辛さも吹き飛んでしまう程の感動を覚えることでしょう。
そして妊娠8週から10週前後で赤ちゃんの頭からお尻までの大きさ(頭臀長;CRL)を計測し、計算された週数で分娩予定日を修正します。大きな変更がなければ予定日の修正は行いません。また、不妊治療などで排卵日が特定できている場合も予定日の修正は通常行いません。分娩予定日が決まったら近隣の区役所や出張所で母子手帳を交付してもらいましょう。
等々力産婦人科
鈴木啓太郎