正式名称は無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT;noninvasive prenatal genetic testing)といわれ、国内では2013年より臨床研究の一環として開始された検査です。発足当初は研究参加には35歳以上などの一定の条件があり、実施施設も限られていましたが、現在のところ年齢制限は緩和されています。
母体血中に浮遊する胎児DNAを分析することで胎児の染色体異常(13番、18番、21番染色体の数の異常)がわかります。検査の前後には遺伝カウンセリングを必ず受ける必要があります。
検査の精度は非常に高いのですが、結果が異常と出た場合には羊水染色体検査での確認が必要とされています。
妊娠10週以降に実施されますが、予約の取り方や検査の流れについては各施設で異なります。
当院でも2023年春ごろから実施できるよう準備を進めております。
検査費用は自費で15万円前後が一般的です。
等々力産婦人科
鈴木啓太郎