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等々力通信
分娩施設の選び方③ 助産院での分娩

平成22年の日本助産師会からの報告によれば、分娩を扱う助産院の数は全国で425件、自宅出産と助産所出産の数は年間12496件で全国の出生数の1.1%とされています。

妊娠生活の中で助産師との深い信頼関係を築き、家庭的な雰囲気の中で安心してお産が出来るので、満足度は非常に高いものとなります。しかし、希望したすべての方が助産院で出産できるわけではなく、リスクが低い方のみに限定されます。

助産院は基本的に助産師が主導的に運営する施設です。リスク発生時には提携医療機関の嘱託医と連絡を取り合って、検査や治療が行われます。時に緊急の手術が必要な際には地域の周産期ネットワークをフルに活用し、搬送先を探してゆくことになります。

助産院での分娩をご希望の方は、ご自身のリスクを十分に理解し、希望する助産院のバックアップ体制をあらかじめ確認しておくことが大切であると考えます。

等々力産婦人科

鈴木啓太郎

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