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無痛分娩に関する説明・同意書

無痛分娩(硬膜外麻酔・分娩誘発)に関する説明および同意書

(You Tube『等々力チャンネル』の解説を事前にご覧いただきますようお願い申し上げます。)

 

1 適用

1)分娩時の除痛を目的に患者様が希望する場合

2)極度の緊張により分娩の進行が妨げられていると判断される場合

3)その他、高血圧症などの医学的な理由

 

2 方法

1)硬膜外麻酔(背中から脊髄神経の近くにチューブを挿入し、局所麻酔薬を注入する方法)で痛みの神経をブロックします。

2)初産婦さんは39週以降もしくは陣痛発来後に、経産婦さんは38週以降に入院していただき、硬膜外麻酔の処置を行います。計画分娩の場合は入院翌日より陣痛促進剤を用いて分娩に導きます。必要に応じて子宮口を開く処置(ラミナリア、メトロイリンテルなど)を行います。

3)計画前に分娩開始となり急激に進行した場合など、状況により麻酔が受けられないことがあります。

 

3 合併症

  • 低血圧およびショック:麻酔による交感神経ブロックにより起こります。麻酔中は血圧と胎児心拍モニターを注意深く観察します。血圧低下時には、輸液や昇圧剤の投与で対処します。くも膜下腔に麻酔薬が注入された場合、急激な血圧低下や呼吸抑制が生じることがあり、蘇生処置を優先して行います。
  • 分娩遷延:鎮痛効果により怒責(いきみ)の感覚が弱まることがあり、また回旋異常などにより分娩時間が長期化することがあります。そのため吸引分娩や鉗子分娩の頻度が高くなります。
  • 発熱:38℃以上の発熱が約20%の方に出現します。発熱の影響で胎児頻脈となることがあります。
  • 頭痛:針やチューブの先端などで硬膜に損傷が起こると、髄液が漏出し強い頭痛が生じることがありますが、安静と鎮痛剤により1週間程で軽快します。
  • 過強陣痛:陣痛促進剤により陣痛が強くつきすぎると、子宮破裂や胎児低酸素症を来す恐れがあります。分娩監視装置を装着し少量から薬剤を投与し、有効な陣痛がつくまで増量してゆきます。
  • 急激に分娩が進行すると無痛の効果が不十分なまま分娩となることがあります。
  • 回旋異常や産道狭小などの理由で分娩が停止した場合、無痛を中止もしくは麻酔投与量を減量することがあり、十分な麻酔効果がないまま分娩となることがあります。
  • 分娩の進行が見込めない場合、母体や胎児に危険が及んでいると判断された場合には帝王切開が必要となることがあります。

4 追加費用

処置前検査(34週頃):約10,000円

硬膜外麻酔挿入および管理料:経産婦120,000円~170,000円 初産婦150,000円~200,000円

分娩までの経過が遷延した場合には1日につき約40,000円の追加費用(薬剤料+管理料+入院料)がかかります。

その他、必要に応じ処置が追加された場合には、別途費用が加算されます。

 

                                                                                            等々力産婦人科

                                                                        院長 鈴木 啓太郎  

You Tube『等々力チャンネル』を閲覧しました。 □(チェックをお願いします)

上記のことを十分理解し納得した上で、硬膜外麻酔・陣痛促進剤の使用を希望します。

 

患者氏名(自署):                配偶者氏名(自署):